ヴィパッサナー②
アルプスを彷彿させますが、、(笑)千葉です。 古い生徒は緑の屋根の宿舎で過ごします。 バックの山が、自然の城壁となり、途中で帰りたくなっても、
スタローンでない限り脱出は不可能。。 ※携帯は帰る日まで預けていますので、帰りの日に撮影しました。
ある晩、トイレに行きたくなり夜中の1時に宿舎から、結構な雨の中、シャワー棟へ。。
※シャワー棟から撮影
この道距離にして150m位か?
ビーチサンダルで、傘をさして電灯もないこの道を途中まで歩いて行った時に、
急に雷が、、、落ちてきて。。。
引き返すにも引き返せず、傘をさしたまま、
「死ぬ~」と叫びながら、トイレのあるシャワー棟へ。
それまでの修行、聖なる沈黙、、は、どこへやら(笑)
トイレから出たら、とんでもない嵐になって、
上から下から経験した事のないような雨。そして、飛ばされそうな程の風。 真上で雷が、ピカッと光っては、ドドドーンと頭上に落ちる。
初!山での嵐。
自然のエネルギーをあますことなく感じながら、
東京にいればよかった。と、後悔の嵐(ふふ、かけてみました)
屋根だけのシャワー棟で、心臓をバクバクさせながら、40分一人耐えた私。
しゃがむと、目の前には、沢山の雨蛙やヒキガエル。クモ、、が避難してきてました。
いきとし生けるもの大集合。
この中に、ビーチサンダルで打って出るのは、無謀。
5m先のキッチンに、予備の長靴があった事を思い出し、祈る思いでキッチンに。
鍵が開いてた~。長靴ゲット!!!
「神様ありがとうございます。」
←こういう時は御多分にもれず誰しも熱心な神の信者となる。
長靴に履きなおし、傘をさして、
明日の朝この道端に、うつ伏せの黒焦げになった私がいない事を祈りながら
「きゃ~きゃ~」言いながら、宿舎へ。
次の日
いつものように、この上で、、17時~18時の間一人寝そべり、
風を感じ、空を見上げていた。
このティータイムが、唯一心の集中を外す時。
風が私の方に吹いてくる。
その風の中を、私が歩く、、。等と、
ナバホ族を模したような詩がよぎった時、
空を見上げると、空一面大きなフェニックスが、、。
初めて見たフェニックス。。
その日の夜、昨夜の嵐もどこへやらの満月。
明後日には、東京。
全てはアニッチャ、無常、生まれては消えていくという、
ヴィッパーサナの教えと、静かに佇む満月を見上げながら、
今回も神の思し召しを感じた10日間でした。
私達が何かをやるのは、私達が決めてるように思いがちですが、
全てが神の配慮、意志だという事を感じつつ、 神が与えて下さった事を、私の出来る範囲で、
出来るだけ神聖な思いで行っていく。 今回二度行けたことで、沢山の気付きがありました。